三井住友VISAカードのキャッシング2つの特徴!学生でも使える?
三井住友VISAカードは日本で有名なクレジットカードの一つ。CMを見た事があるという方も多いのではないでしょうか。
有名すぎると敷居が高い…というイメージを持たれがちですが、三井住友VISAカードのキャッシングは学生でも申込ができる、とても便利な存在です。この記事では、三井住友VISAカードを使って現金を借りる方法や条件についてわかりやすく解説していきます。
三井住友VISAカードキャッシング2つの特徴
三井住友VISAカードには、特筆すべき以下2点の特徴があります。
- 特徴1.キャッシングはリボ払いなので無理なく返済ができる
- 特徴2.学生・未成年でもキャッシングができる(未成年は保護者の同意が必要)
三井住友VISAカードのキャッシングの正式名称は「キャッシングリボ」。キャッシングをした後の支払いはリボ払いになりますので、毎月ムリのない返済が可能です。もちろん前倒しで返済もできます。また、学生や未成年でもキャッシングができるチャンスがあります。詳しい内容はこの後の項目で詳しく見ていきましょう。
三井住友VISAカードとは
三井住友VISAカードは、三井住友フィナンシャルグループに属している「三井住友カード株式会社」が発行しているカードです。三井住友Visaカードは日本で一番最初に発行されたVISAカードでもあります。
三井住友カード株式会社は他にも三井住友MasterCard、三井住友銀聯カードも発行していますが、メインで展開しているのはVISA。種類も豊富で、プラチナカードやゴールドカードのほか、学生専用や女性専用のカードなど、様々なVisaカードを展開しています。
今回はこの三井住友Visaカードのキャッシングに焦点を当て、詳しく解説をしていきます。
三井住友VISAカードのキャッシングの特徴は?
三井住友VISAカードを使って現金を借りる場合、以下の条件が適用されます。
金利
カード種類や利用枠に応じて金利が少し変動します。
プラチナカード、ゴールドカード、プライムゴールド
5万〜90万円まで | 15.0% |
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100万円〜300万円 | 14.4% |
一般カード会員
5万〜90万円まで | 18.0% |
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100万円〜300万円 | 15.0% |
エブリプラス会員
5万〜90万円まで | 17.0% |
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限度額
最大300万円までの申込ができます。限度額は年収の3分の1以内で、審査によって決定します。 年齢や状況によって上限が異なります。
学生 | 5万円まで |
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未成年(学生以外) | 上限30万円まで |
65歳〜69歳 | 50万円まで |
70歳以上 | 10万円まで |
申込条件について
本人に安定した収入がある方が申込できます。
三井住友Visaカードは、銀行ではなくクレジット会社(三井住友カード株式会社)が発行しています。そのため、年収の3分の1以上はキャッシングができない「総量規制」の対象です。本人に収入がなければ申込ができません。
仕事をしていれば学生や未成年の方でもキャッシングの申込ができますが、未成年の方は保護者の同意が必要です。書類での申込となる点に注意しましょう。次章では、申込みの流れを確認していきます。
カード申し込みの流れ
三井住友Visaカードの申込は郵送とインターネットに分かれます。郵送で申込む場合はまずホームページから申込書を請求しなくてはいけませんので、発行までに手間と日数がかかります。
さらに郵送ですと初年度年会費無料の特典も受けられなくなりますので、インターネットからの申込をおすすめします。インターネットで申し込む場合、2種類の方法があるので簡単に説明します。
インターネットの申込は2種類
インターネットでの申込の場合、全ての手続きをインターネットで済ませる「らくらく発行」と、「インターネットでお申し込み+郵送でお手続き」の2つに分かれます。
引き落し先に設定する予定の口座がインターネットでの設定に対応している金融機関の場合、最短3営業日でカード発行ができるらくらく発行を選べます。インターネットでの設定に対応していない場合は郵送での手続きになるため、発行までは2〜3週間かかります。
それでは実際の申込手順を確認しましょう。
申込手順
ホームページ上から申し込む場合、以下の流れに沿っていくことになります。順番に確認していきましょう。
1.規約の確認、必要事項入力
会員規約や個人情報の取扱に関する同意条項を確認した後、必要事項を入力します。キャッシングを希望の際は勤務状況などの入力が不可欠です。入力ミスがあると審査に通らなくなる恐れもありますので、正確に入力しましょう。
2.申込完了
入力が完了すると「お申込番号」が発行されます。審査の状況を確認するために不可欠ですので、必ず控えておきましょう。この後は「らくらく発行」と「郵送で手続き」でそれぞれ流れが異なるため、簡単に説明しておきます。
【らくらく発行の場合】
申込ページから各金融機関のサイトへジャンプし、口座振替の設定を行います。一部設定できない金融機関がありますので、その場合は郵送での手続きとなります。
審査の結果は、最短で即日中にメールで届きます。カードは申込をしてから一週間程度で簡易書留で届きます。
【インターネットでお申し込み+郵送でお手続きの場合】
インターネットで申込後から一週間程度で、申込情報が印字された書類が届きます。書類を確認し、必要事項を記入して返送してください。その後審査が行われ、結果がメールで届きます。カードが届くまでは3週間程度です。
3.カードの受け取り
審査通過後、必要な書類を提出したらカードが郵送で届きます。それを受け取ったらカード発行は完了です。
カードが届く時の封書には限度額や金利が一緒に記載されていますので、使用前に必ず確認をするようにしましょう。
限度額や金利はそれ以外にも確認する方法があるので、次章で説明します。
限度額や金利を確認するには?
カード到着後、しばらくは決められた限度額の範囲内でキャッシングをすることになりますが、限度額は変動することがありますので、随時確認をするようにすると安心です。確認方法はこれから紹介する2つです。
1.インターネットで確認
カード会員専用ページのVpass(ブイパス)にログインすると、利用可能額や利率など、様々な情報が好きな時に確認できます。
2.電話で確認
自動音声応答サービス「スマートダイヤル24」に電話をすると、通話料無料でいつでも利用枠の確認ができます。
限度額の確認方法がわかったところで、次章では審査基準を紹介していきます。
キャッシング枠の審査基準
三井住友VISAカードのキャッシングは審査で決定されています。審査には年収や職業、他社借入状況など、様々な情報が影響しており、明確な審査基準は明らかにされていません。ここでは審査の際に重要視される項目を紹介します。
収入は審査に大きく影響する
収入の金額、安定性はキャッシングの金額に大きく影響します。勤続年数が短かったり、正社員ではなくアルバイトだったりすると、利用可能額が低くなる傾向があります。
また、「三井住友VISAカード」は銀行の名前が入っているため、総量規制の対象ではないと誤解を受けがちですが、実際は総量規制の対象です。他社含め年収の3分の1を超える金額は借りることができません。
他社の借入状況も考慮されます
総量規制の対象ですので、他社の借入金額が多いと審査には通りません。また、借入している会社数が多い場合も審査に通りにくくなります。現在借入している会社が4社を超えていると審査に通らない可能性があります。残高が少ないカードローンなどは完済してから申し込むようにしましょう。
学生は限度額が大きく制限されることに注意
アルバイトなどで安定した収入があれば、学生でもキャッシングを申込むことができます。しかし、三井住友VISAカードは学生のキャッシング枠は5万円が上限ですので注意しましょう。
他社同様、個人信用情報も参照されます
三井住友VISAカードは個人信用情報機関のCICとJICCに加盟しています。審査の際には信用情報が参照されるため、他社で長期延滞をしていたり、債務整理などをしていたり等、事故情報があると審査に通りません。
これらの審査は新規申し込みの時以外にも、増枠を申し込む際にも行われます。限度額を増やしたい場合に確認したい情報を次章でまとめました。
限度額を増やしたい!どうすればいい?
キャッシングを利用していて「もう少し枠を上げたい」と思ったときは、増額の申込もできます。
増枠の申込方法
インターネットより好きな時に申込できます。学生の場合は郵送での手続きが必要ですので、Vpassにログインもしくはスマートダイヤル24より書類を請求してください。
審査は最短で30分〜1週間
9時00分〜17時00分(年末年始を除く)の間に申込をすると、スピード審査で最短30分以内に審査結果が分かります。WEB通知書サービスに登録していて、手続きの際にご契約内容をダウンロードできることが条件です。
WEB通知書サービスに登録していない場合、郵送での結果連絡になります。申込から7営業日程度かかります。
逆に限度額が減るケースもある
増額の際は新規申込の時と同じように審査を行うので、審査の結果限度額が変わらなかったり、逆に減ってしまう場合もあるので注意しましょう。
審査基準がわかったところで、次章では借入方法を確認していきましょう。
実際の借入方法をチェック
キャッシング方法は、ATMやCDを使う方法と、口座に振り込んでもらう方法の2通りです。
1.ATM、CDからキャッシング
提携をしている全国の銀行などのATMや、コンビニATMよりキャッシングができます。また、ユーシーカードやクレディセゾン、エポスカードのCDも利用できます。
取引金額が1万円以下の場合は税込108円、1万円を超える場合は税込み216円の手数料がかかります。
2.振込キャッシング
Vpassにログイン、もしくはスマートダイヤル24に電話をすることで振込でのキャッシングを申込むことができます。振込先は支払い用に設定している口座になります。
最短で即時キャッシングが受けられますが、時間帯によっては翌営業日の対応になります。
借入方法がわかったら返済方法も確認しましょう。
返済方法も必ずチェックしよう
キャッシングをした後は返済をしなくてはいけません。返済方法もあらかじめ確認をしておきましょう。
返済期日は?
返済する期日は毎月10日もしくは26日から選ぶことができます。期日が10日の場合は締日は15日、26日の場合は締日は月末になります。
返済方法は?
申込時に指定した口座から自動引き落としされます。支払い方法は、毎月一定の金額を支払うリボ払いのみです。
多めに返済をしたいときは…
毎月の返済日以外でも、追加で支払いをすることができます。追加返済は以下の3つから選ぶことが可能。
1.口座引落し
前もってVpassもしくはスマートダイヤル24で申込をすることで、返済時に希望した金額を引き落してもらえます。申込の締切日は金融機関によって異なります。
2.振込
指定銀行に振込をすることで、好きなタイミングで返済が可能です。振込手数料は自己負担です。
3.ATMから支払い
三井住友銀行のATMほか、提携金融機関のATMでカードを使って返済ができます。キャッシングの時と同様、手数料がかかります。
返済金額を減らしたいときは…
どうしても返済が難しいという場合は、返済の金額を臨時で減らすこともできます。Vpassもしくはスマートダイヤル24より手続きをしましょう。
三井住友VISAカードで海外キャッシングをする方法
三井住友VISAカードは海外でもキャッシングができます。両替の手間がかからず、現地の通過を24時間いつでも引き出せます。本章では海外キャッシングに必要な情報をまとめています。
手続きにはご利用枠の設定が必要
海外キャッシング枠と通常のキャッシングリボ枠はそれぞれ別です。海外でのキャッシングを予定している場合はあらかじめ「海外キャッシュサービスのご利用枠の設定」をしなくてはいけません。Vpassにログインもしくは書類を請求して申込をしましょう。
海外キャッシングは1回払い
国内キャッシングはリボ払い固定ですが、海外キャッシングは1回払いの返済となります。借りたお金を翌月一括返済することになるので、借入する金額は必要最低限にしましょう。
三井住友カードは、VISAカードでのキャッシングの他にもカードローンを用意しています。2つはどう違うのか、どんな使い分け方がいいのかを次章でまとめました。
カードローンと三井住友VISAカードはどこが違うの?
三井住友カードは、ローン専用のカード「三井住友カード ゴールドローン」も発行しています。カードローン形式で、カードを使ってキャッシングができる商品です。2つの違いをわかりやすく紹介していきます。
申込条件が違う
カードローンは、20歳以上〜64歳以下で安定した収入がある方のみ申込ができます。三井住友VISAカードのキャッシングとは違い、学生や未成年の方は申込ができません。
限度額が高く、利率が低い
カードローンの限度額は最大で700万円まで。利率も年3.5%〜9.8%と、三井住友VISAカードに比べると大幅に低いです。さらに、返済を続けていると、2年目からは利率が0.3%ずつ下がっていく仕組みになっています。
最短で即日融資
カードローンはインターネットか電話で申し込みをすると、最短でその日のうちに振込でキャッシングが受けられます。
年会費が無料
カードローンは年会費がかかりません。三井住友VISAカードは、2年目以降は年会費がかかります(条件によっては免除されます)。
同じ会社のカードではありますが、三井住友VISAカードとは大きく違うことが分かりますね。
どういう使い分けがおすすめ?
三井住友VISAカードとカードローンは状況によって使い分けることをオススメします。
学生や未成年は三井住友VISAカード
カードローンの場合、学生の方はアルバイト等をしていて収入があっても申し込みができません。学生でキャッシングを希望している方は三井住友VISAカードを選びましょう。
返済が長くなりそうな方はカードローンがオススメ
キャッシングの利率は15.0%〜18.0%と高めですが、カードローンの金利は非常に低いことが分かりますね。しかも、取引を続けていればどんどん利率が下がっていきます。返済が長くなりそうな場合はカードローンを選ぶとお得に利用することができます。
多額の借入をしたい人はカードローン
三井住友VISAカードとカードローンでは、カードローンのほうが限度額が高く、最大700万円まで利用ができます。しかし、どちらも総量規制の対象ですので、年収の3分の1を超える金額は借りられないことに留意しましょう。
キャッシングができない!考えられる理由と対応策
三井住友VISAカードを使っていると、「急にキャッシングができなくなった!」というトラブルに遭遇する場合があります。カードが使えなくなることには理由があります。考えられる理由と、その対処法を紹介します。考えられる理由は以下の3つです。
1.利用可能額を超えている
カードにはショッピングとキャッシングを併せた総利用可能枠が決められています。ショッピングで使いすぎると、キャッシングの枠がその分圧迫されることに注意しましょう。
2.不正利用検知システムが働いている
三井住友VISAカードには、第三者による不正使用を防ぐため、不正利用検知システムが導入されています。不審な取引と疑われるようなことがあった場合、カードが一時的に使えなくなる場合があります。
これを解除するには、カード裏面に記載されている電話番号に電話をする必要があります。3.引き落しができなかった
カードの支払い日に引き落しができないと利用停止になります。支払いの確認ができた後に利用を再開することができます。
まとめ
最後に、三井住友VISAカードのキャッシングについておさえておきたい事柄をまとめました。
支払いはリボ払い固定
三井住友VISAカードのキャッシングの正式名称は「キャッシングリボ」。支払い方法はリボ払い固定です。早く返済をしたい場合は、カードや振込などで前倒しで返済をしていくことが不可欠です。
学生・未成年は限度額が低め
学生でもアルバイトをしていればキャッシングができます。限度額は5万円と低めですので注意しましょう。未成年の方でも、保護者の同意があれば申込可能です。
2年目以降は年会費がかかる場合も
三井住友VISAカードは初年度の年会費は無料です。しかし、2年目以降は所定の年会費がかかります。カードを利用すると年会費は免除されますが、「使わないけど念のために持っておこう」というような使い方には向いていませんので気をつけましょう。